人気の太陽光発電メーカーである「長州産業」と「ソーラーフロンティア」を5つの項目で比較してみました。
「長州産業」は、日本で長年住宅設備に携わってきたメーカーで日本の気候、家の特性を熟知しています。
ゆえに日本の住宅に最適な太陽光発電システムと蓄電システムを提案できる、確かな経験と技術力を備えているのです。
「ソーラーフロンティア」は、出光グループの一員として40年以上の歳月をかけ、太陽電池研究に取り組んでいます。
環境とエネルギーの将来をしっかりと見据え、太陽光発電による新たな価値を提供している会社です。
この記事では、ソーラーパネルを設置する際に基本となる「1.導入時の価格相場」「2.最大変換効率」「3.パネルの種類」「4.耐久性」「5.保証サービス」を徹底比較しています。
両社の特徴をまとめつつ、良い点・悪い点を中立的な立場でご紹介します。
これからどちらの太陽光発電を設置しようか、迷っている方の参考になれば幸いです。
- 「長州産業(CIC)」と「ソーラーフロンティア(SOLAR FRONTIER)」を5つの項目で比較しました!
- 1.「長州産業(CIC)」と「ソーラーフロンティア(SOLAR FRONTIER)」を導入時の価格相場で比較!
- 2.「長州産業(CIC)」と「ソーラーフロンティア(SOLAR FRONTIER)」を変換効率で比較!
- 3.「長州産業(CIC)」と「ソーラーフロンティア(SOLAR FRONTIER)」をパネルの種類で比較!
- 4.「長州産業(CIC)」と「ソーラーフロンティア(SOLAR FRONTIER)」を耐久性で比較!
- 5.「長州産業(CIC)」と「ソーラーフロンティア(SOLAR FRONTIER)」を保証サービスで比較!
- 「長州産業(CIC)」をおすすめの方はこんな人!
- 「ソーラーフロンティア(SOLAR FRONTIER)」をおすすめの方はこんな人!
- まとめ
「長州産業(CIC)」と「ソーラーフロンティア(SOLAR FRONTIER)」を5つの項目で比較しました!
1.導入時の価格相場 | 太陽光発電の導入時の価格相場、パネル1枚当たりの価格、関連機器の価格など |
2.変換効率 | 変換効率、公称最大出力 |
3.パネルの種類 | パネルの種類、パネルの特徴 |
4.耐久性 | 耐久性、適している気候 |
5.保証サービス | 保証サービス、サポート、問い合わせ窓口 |
- Q変換効率とは?
- A
光エネルギーを電気エネルギーに変える効率。
一般的なソーラーパネルの変換効率は15~20%です。
- Q公称最大出力とは?
- A
一定の条件のもとで太陽光パネル1枚あたりに、どの程度の発電能力があるかを記した値(定格出力)
上記の5つの項目で、「長州産業」と「ソーラーフロンティア」を比較してみました。
知りたい項目からチェックできるようにクリックして飛べるようになっています。
1.「長州産業(CIC)」と「ソーラーフロンティア(SOLAR FRONTIER)」を導入時の価格相場で比較!
※税込み価格 | 長州産業 | ソーラーフロンティア |
導入時の価格相場 | 記載なし | 109~152万円 |
パネル1枚当たりの価格 | 記載なし | 記載なし |
関連機器 | 蓄電システム スマートPVマルチ(単機能、ハイブリッド、全負荷対応、特定負荷対応) スマートPVプラス(ハイブリッド、全負荷対応) スマートPV(ハイブリッド、特定負荷) スマートe-ストレージ(単機能、特定負荷) | 蓄電システム パワーコンディショナ V2Hシステム・トライブリッド蓄電システム 接続箱 モニタリング・出力制御機器 |
【長州産業】
導入時の価格相場は不明ですが、ソラトモサービスという初期設置費用0円サービス(連携住宅会社の新築住宅向け)を提供しています。
ソラトモサービスの利用期間中は発電した電気の内、宅内で利用した分(自家消費分)の対価をソラトモサービス利用料金として支払います。サービス利用料金と売電収入を合わせて、設置費用の回収にあてるという仕組みです。
新築と合わせて太陽光発電を検討している人は、活用するとかなり初期コストを抑えることができますね。
【ソーラーフロンティア】
大手のソーラーメーカーと比較すると、導入時の価格相場は低価格です。
セキスイハイム・トヨタホーム・土屋ホーム・住友林業など大手のハウスメーカーが採用しており、実績があるため信頼性が高く安心して設置ができます。
2.「長州産業(CIC)」と「ソーラーフロンティア(SOLAR FRONTIER)」を変換効率で比較!
長州産業 | ソーラーフロンティア | |
変換効率 | 15.4%~20.4% | 記載なし |
公称最大出力 | 124W~348W | 405~410W |
【長州産業】
変換効率は一般的なソーラーパネルのほぼ平均値となっています(一般平均15%~20%)。
公称最大出力はソーラーフロンティアと比較するとかなり劣って見えますが、他社と比べると決して悪い数値ではありません。
【ソーラーフロンティア】
長州産業と比べて、公称最大出力が非常に高いですね。
ソーラーフロンティアのパネルは、CIS太陽電池を採用しています。多少影になっても影響を受けずに発電することができるので、他社よりも実発電量を多くすることができるのです。
3.「長州産業(CIC)」と「ソーラーフロンティア(SOLAR FRONTIER)」をパネルの種類で比較!
長州産業 | ソーラーフロンティア | |
パネルの種類 | 台形、ハーフ、フレーム外曲げ、フレーム内曲げ 太陽電池ヒーター一体型 | SFA405-120C、SFC405-108AG、SFC410-108B |
パネルの特徴 | ・ヘテロ接合構造セルや波長変換機能など、独自の技術を搭載した高性能シリーズ ・高効率な単結晶セルを採用し、幅広いニーズに対応できるバランス型 ・太陽電池とヒーターを融合させた雪国向けモジュール | ・ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池は次世代太陽電池 ・独自に開発した日本初の優れた技術をベースに、日本の宮崎県の自社工場で生産される純国産の太陽電池 ・太陽電池の設置容量に対する実発電量が高い事が一番の特徴 |
【長州産業】
パネルは豊富なラインナップを取り揃えているので、幅広い住居の屋根に対応できるのが特徴です。
太陽電池とヒーターを融合させた雪国向けモジュールも生産しており、融雪によって雪害や雪下ろしの手間の軽減にもつながります。積雪が多いエリアに住んでいる人におすすめですね。
【ソーラーフロンティア】
現在、パネルは3種類しか取り扱いがありません。
日本の工場で作られる信頼性の高い製品で、設置容量に対する実発電量が高いことが一番の特徴となっています。
4.「長州産業(CIC)」と「ソーラーフロンティア(SOLAR FRONTIER)」を耐久性で比較!
長州産業 | ソーラーフロンティア | |
耐久性 | 高温多湿試験 耐荷重試験を実施 | カバーガラスに強化ガラスを使用 JET認証の資格試験の一環で降雹試験(直径25mm 7.53gの雹を風速23m/sで衝突)で合格 |
適している気候 | 太陽電池とヒーターを融合させた雪国向けモジュールもあるので、雪国でも利用しやすい 塩害地域(直接海水等がかかる場所を除く)への設置に対応可能 | 傾斜のある屋根であれば概ね10m程度の高さ(3階建)までは対応 曇りや雨、雪でも日射量がある限り発電 |
停電・災害時 | 万一の災害時でも、太陽光さえあれば自立運転機能により専用コンセントを用いて電気製品(最大1.5kVA)が使える | パワーコンディショナ1台につきAC100Vで最大1,500Wまでの電気製品を使用することができる 手動で操作 |
【長州産業】
太陽光発電に通常は適さない塩害地域へも設置できるのが強みです。
太陽電池モジュールは耐候性、信頼性に優れた多層構造の保護フィルムで内部の太陽電池セルを保護しており、外枠はアルミニウム合金に各種表面処理を施した特殊構造となっています。
(住宅設置用標準架台においても特殊耐食表面処理を行っているので、太陽電池モジュールと同等の耐塩害性能を有しています。)
【ソーラーフロンティア】
パネルのカバーガラスに強化ガラスを使用することで、雹が降っても割れないほどの耐久性を備えています。
ソーラーフロンティア製のCIS太陽電池なら、一般的な太陽電池と電気の流れ方が異なる為、太陽電池モジュールの一部に影ができても影による出力低下は一部に留ることができます。
発電量が高いので、曇りや雨が多い地域でも安心して設置できますね。
5.「長州産業(CIC)」と「ソーラーフロンティア(SOLAR FRONTIER)」を保証サービスで比較!
長州産業 | ソーラーフロンティア | |
保証サービス | 太陽電池モジュール出力25年保証 構成機器15年保証 (ソラトモサービス利用の場合) | 20年間標準で出力を保証 システム機器については、「10年保証」と、より長く幅広い保証内容の「15年ワイド保証」から選択 |
サポート | ネットから問い合わせ可能 | 電話・WEBから |
問い合わせ窓口 | HPに記載なし ソラトモサービスに関する連携住宅会社の紹介は0836-71-1033(エネルギー機器本部ソラトモサービス課) | 太陽光を購入した販売店へ連絡 わからない場合は、お客様サービスセンターへ問い合わせ 0120-55-8983 受付時間9:00 ~ 17:30(年末年始を除く) |
【長州産業】
業界ではめずらしい雨漏りに対する保証を無償で備えています。
(長州産業が認定する施工認定店又は施工認定店が管理する業者が当社の標準架台を用いたにもかかわらず、その架台の施工によって不具合が生じた場合に限る)
電力受給開始(発電開始)から太陽電池モジュール出力25年保証、構成機器15年保証がついており、お客様への無償譲渡後に不具合が発生した場合でも保証が適用されるので安心です。
さらに、ソラトモサービスの利用期間終了後の無償譲渡時には、設備の点検も無償で行います。
【ソーラーフロンティア】
CIS太陽電池は20年間標準で出力を保証してくれますが、長州産業と比較すると5年短い計算となります。
システム機器については、手軽に利用できる「10年保証(無償)」か、より長く幅広い保証内容の「15年ワイド保証(有償)」を選択することが可能となっています。
2社を比較すると保証については、長州産業の方が手厚いですね。
「長州産業(CIC)」をおすすめの方はこんな人!
- 初期設置費用0円サービスを利用して初期コストを抑えたい人
- 積雪が多い地域に住んでいて、雪害や雪下ろしの手間を軽減したい人
- 塩害地域に住んでいて太陽光発電を諦めていた人
- 長期のモジュール出力保証、構成機器保証+雨漏りに対する保証も付けたい人
新築と同時に太陽光発電を検討している人は、初期投資がかなり抑えられるのでおすすめです。
雪害や塩害にも耐久性があり、保証も手厚いのでアフターサポートも心配する必要がありません。
「ソーラーフロンティア(SOLAR FRONTIER)」をおすすめの方はこんな人!
- 多くのハウスメーカーに採用された信頼性の高い実績を持つ製品を選びたい人
- 日本の自社工場で生産される純国産の太陽電池を選びたい人
- 影に影響されにくく、設置容量に対する実発電量が高いパネルを設置したい人
- 雹が降っても割れないほどの耐久性を持つパネルを取り付けたい人
とにかく発電効率が良いのが一番のメリットと言えます。
今や太陽光発電は海外メーカーが多くを占めていますが、ソーラーフロンティアは宮崎県の自社工場で生産をしています。決して安い買い物ではないからこそ、実績豊富な信頼性のあるメーカーを選びたいですよね。
まとめ
人気のソーラーパネルメーカー「長州産業」と「ソーラーフロンティア」の違いを5つご紹介してきました。
太陽光発電は屋根の形状や地域の特性に合わせた、オーダーメイドです。
悪徳な業者に当たってしまうと、手抜き工事で損をするケースも…。必ず数社から見積もりを取ることをおすすめします。
太陽光発電一括見積もりを行っており、しつこい営業をかける業者にはイエローカードを与えるなど、健全なソーラーパートナーズがおすすめ!
詳しくは「ソーラーパートナーズ(SOLAR PARTNERS)・太陽光発電一括見積の悪い口コミ~良い評判までを徹底解説!」こちらにまとめたので、チェックしてみてください。
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