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よりそうeネット

ちょっといいモノ語り

ぷるんぷるん、フワフワ、つるん 心が満たされる和菓子の“口福”

天童市の中心部にある舞鶴まいづる山(天童公園)は市民のシンボル。桜やツツジ、アジサイ、紅葉が美しい自然豊かな公園です。春の天童桜まつり「人間将棋」は有名ですね。
その麓に、知る人ぞ知る和菓子の銘店、腰掛庵があります。一口食べるだけで幸せになる「わらびもち」や夏季限定のふわふわのかき氷など全国にファンがいる絶品の味をご紹介します。

「あがらっしゃい、かけらっしゃい」。やさしい方言を染めた暖簾がお客さまをお出迎え。

「あがらっしゃい、かけらっしゃい」。やさしい方言を染めた暖簾がお客さまをお出迎え。

天童市は羽州うしゅう街道の宿場町として古くから栄えたまち。江戸時代後期には、織田信長の子孫が天童藩を治め、将棋の駒づくりを始めたり、名物の寒中引き抜きそばを献上するなど、今でいう起業・創業による地域活性化に力を注いだ藩でした。
腰掛庵は街道から一本奥に入った、閑静な住宅地にあります。創業は平成2年(1990)と比較的新しいのですが、店舗となっているのは明治8年(1875)に建てられた座敷蔵。一歩中に入ると、ひんやりと涼しく、なんとも落ち着く空間が広がっています。創業のきっかけとなったのは、地元の酒造りで出る酒粕さけかすを使った酒まんじゅうでした。

腰掛庵の喫茶室でいただいた「わらびもち」。黒蜜は使わず、わらびもちときな粉の風味を感じながらいただきます。

腰掛庵の喫茶室でいただいた「わらびもち」。黒蜜は使わず、わらびもちときな粉の風味を感じながらいただきます。

「社長のおかあさんが、上質でおいしい酒粕を捨てるのはもったいない、利用できないかと作り始めたのが現在の『じょうまん』の元になりました」と話すのは腰掛庵店長の千田実里さん。その後、社長が技を引き継ぎ、修行を重ねて考案したのが「わらびもち」だそうです。
「わらび餅といえば白っぽい半透明の餅」。そんなイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、腰掛庵の「わらびもち」はそれとは別物。本わらび粉を中心にこだわりの配合で作るため色は透明な黒色。口に入れると「ふるふる」とした不思議な食感で後味はとても爽やか。深煎りしたきな粉が香ばしく、心がふっと満たされる、そんな魅力あふれる和菓子なのです。

期間限定のかき氷。左は「木いちごとすぐりみるく」、右は「宇治金時みるく」です。カップに入った持ち歩きもできる『抹茶わらび氷』もオススメです。

期間限定のかき氷。左は「木いちごとすぐりみるく」、右は「宇治金時みるく」です。カップに入った持ち歩きもできる『抹茶わらび氷』もオススメです。

「わらびもちづくりは神経を使います。毎日気温や湿度が微妙に違うので、材料の合わせ方や練り方に加減が必要です。入社して10年ほどになりますが、これでいいと思ったことはないですね。でもお客さまが驚いたり、喜んでいらっしゃる姿を見ると励みになります」と笑顔を見せる千田さん。丁寧な仕事ぶりがあの繊細な食感と味わいを生み出すのですね。
そして、もう一品、夏にオススメしたいのが、6月中旬から8月下旬の期間、山形県総合運動公園で販売する腰掛庵特製の「かき氷」。丁寧に削ったパウダースノーのような氷と手作りソースとの相性が絶妙です。
涼やかな腰掛庵のおもてなしと「幸福」ならぬ「口福」を味わいに天童へ出かけませんか?

  • 天童市北目1-6-11
  • 株式会社腰掛庵  TEL.023-654-8056
  • 営業時間 / 9:30〜17:00
  • 休 / 月曜日(祝日の場合水曜日)

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