Instagram Instagram
Facebook Facebook
Web de Yui

よりそうeネット

ちょっといいモノ語り

一目、一目しあわせな時間をつなぐ、やさしい毛糸

まだまだ寒い日が続きます。雪景色もきれいですが、そろそろ色彩豊かな世界が恋しくなってきましたね。そんな季節に華やかさと温もりを運んでくれるのが「梅村マルティナ気仙沼FSアトリエ(KFS)」の毛糸。真っ直ぐ編むだけで、日本の四季や気仙沼の彩いろどりが浮かび上がる、魔法のような毛糸なのです。

毛糸自体がデザインされているので、真っ直ぐ編むだけでこんなふうにきれいな模様になります。

毛糸自体がデザインされているので、真っ直ぐ編むだけでこんなふうにきれいな模様になります。

 「ドイツでは小学校に入ると編み物を習います。最初に編むのは靴下。私は編めることがうれしくて、家族全員分の靴下を編みました」と話すのは、「梅村マルティナ気仙沼FSアトリエ」の代表、梅村マルティナさんです。
成長したマルティナさんは医学の道へと進み、1987年、研究のために来日。日本で結婚しお子さんも誕生。仕事や家事、育児が忙しく編み物から遠ざかっていましたが、ドイツへの里帰りをきっかけに編み物への情熱が復活します。

8 本の足を持つタコは幸せをつかむという縁起物。「小原木タコちゃん」は、避難所で編み物ができない人にも作れるよう考えられました。

8本の足を持つタコは幸せをつかむという縁起物。「小原木タコちゃん」は、避難所で編み物ができない人にも作れるよう考えられました。

「母が『近所の工場で面白い毛糸を作っている』と見せてくれたのがTUTTO社のカラフルなOpal毛糸。とても気に入って、帰る度にまとめ買いをしていました」。編む楽しさを思い出したマルティナさんは次々に編み物を作り、周囲の人たちにプレゼントし喜ばれていました。
「日本の人はみんな律儀でお返しをくれるの。だから気を遣わなくていいように値段を付けて、集まったお金は寄付することにしました」。

「息子たちは編み物をしていると私が穏やかになると知っていて、叱るとそっと私のところに編みかけの毛糸を持ってきます」とマルティナさん。

「息子たちは編み物をしていると私が穏やかになると知っていて、叱るとそっと私のところに編みかけの毛糸を持ってきます」とマルティナさん。

当時、京都に住んでいたマルティナさん。遠く離れた気仙沼とつながるきっかけとなったのが東日本大震災でした。
「食料や衣服が足りない時に毛糸は受け入れられないかもと思いましたが、私は辛い時に編み物をするととても心が落ち着くの。避難している人の中にも私と同じ人がいるかもしれないと思って、TUTTO社に協力してもらい毛糸と編み針を送りました」。断られることもある中、小原木こはらぎ中学校避難所の女性から「すごく嬉しい。また送って欲しい」との声。「それを聞いたら会いたくなって。主人も『家族で行こう』と言ってくれたので毛糸を持って会いに行きました」。

マルティナさんの笑顔、一緒に編み針を動かす時間がどれだけみなさんを励ましたことでしょう。以来、毎月気仙沼へ通い、2012年には毛糸とニットの会社「梅村マルティナ気仙沼FSアトリエ」を設立。気仙沼駅前ショップには「気仙沼カラーシリーズ」などKFSオリジナルの毛糸やニットがいっぱい。どれもマルティナさんの笑顔のように、編む人、着る人にそっと寄り添い包み込むような、そんな不思議な力にあふれています。

【無料】定期送付のお申し込みはこちら